12月2日 雑穀ご飯、さばのぬかみそ炊き、チンゲンサイのじゃこ炒め、すまし汁、牛乳鯖のぬかみそ炊きは、ぬか漬けを作る時に使用するぬかを入れて煮ます。ぬかみそには乳酸菌、塩分、野菜のうまみがたっぷりと含まれており、食品の保存性を高めるため昔から料理に使われてきたそうです。また醤油・砂糖・みりんなどと併せて炊くことによって、ぬか本来の香りも気にならず、魚の臭みを消してくれます。今回は市販のぬか漬け用のぬかを使用したため、野菜のうまみなどはなかったのですが、ぬか床をお持ちの家庭があれば試していただきたいと思いました。 子供たちに「これはぬかなんだよ。ぬかって知ってる??」と聞くと、ほとんどの子が知らないと答えました。「ぬか漬って知ってる??」と聞くと、「知ってる!家でも食べる!!」と答えてくれる子が多かったです。ぬかみそ炊きと聞いたら「ええっ、あのぬかみそで魚を炊くの??!美味しいの?!」といった驚きを期待していたのですが、そもそもぬかを知らない子が多かったです。今時うちにぬか床を持っている人は少ないと思いますが、ぜひ手作りの味を子供たちに体験させてあげたいなと思いました。 チンゲンサイのじゃこ炒めにはたっぷり14kgのチンゲンサイを使いました。1年生の教室を回ると半分くらいの子供が残しており、「野菜が苦い」と渋い顔をしている子供たちがたくさんいました。確かに少し苦かったので申し訳なかったと思いますが、チンゲンサイはこの時期が旬なので、その体験をさせてあげてよかったなと思います。 ★今日の食材の産地★ ねぎ・・・山形 ニラ・・・茨城 チンゲン菜・・・茨城 にんじん・・・千葉 鯖・・・アメリカ 12月1日 ちゃんこうどん、五平餅、リンゴ、牛乳ちゃんことは、本来『力士』全般を指します。力士の料理として知られるちゃんこ鍋は、鶏ガラで出汁を取ることが多いです。相撲では、『手をつくこと』が『負ける』ことを意味します。鶏は人間と同じように二本足で立つことから“手をつかない”=“負けない”という縁起を担いでいます。今日は鶏ガラ出汁ではなく、圧削り節を使っています。仕上げにたっぷりのおろしにんにくとニラを入れているので、相撲選手にぴったりのパワーみなぎるうどんになりました。 五平餅は、岐阜や愛知など中部地方南部の地方に伝わる郷土料理です。昔はその土地を三河と呼んでいました。神に捧げる御幣という飾りに形が似ていることが名前の由来と言われています。五平餅は江戸時代中期に作られました。今日はごま・くるみ・ピーナッツを入れて香ばしい五平餅にしています。餅と言っても、普通のご飯で作っているので、焼きおにぎりに近いです。子供たちも、これ焼きおにぎりみたいだねと言っていました。 またデザートは今年最後のリンゴです。今日のりんごは、青森県の斉藤農園さんのふじだったのです。蜜がたっぷりと詰まっており、甘くておいしくいただきました。この時期だけの贅沢な果物を子供たちに堪能してもらいよかったなと思います。 今日のランチルームは一年生が使いました。給食委員さんの発表を熱心に聞いており、クイズも真剣に考えて取り組んでいました。 ★今日の食材の産地★ 人参・・・千葉 大根・・・千葉 白菜・・・茨城 ネギ・・・山形 にら・・・栃木 にんにく・・・青森 鶏肉・・・鹿児島 11月30日 さつまいもご飯、ぶりのごまみそ焼き、ほうれん草の白和え、すまし汁、牛乳昨日はこれからが旬のぶりがメインの和食でした。 寒ブリの旬は、富山湾あたりでは12月から、能登半島では1月と言われています。ぶりは北海道から九州まで、日本沿岸に分布しています。沿岸を回遊しながら、小魚を食べて、春から夏に北上し、秋から冬に南下します。今回は長崎で水揚げされたぶりを使っています。ぶりは脂が多い魚ですが、焼くとたんぱくな味なので、少し濃いめのタレがよく合います。 ほうれん草の白和えは、絞り豆腐をオーブンで焼き、裏ごしして大きなボールに入れて冷まして野菜とあえて味付けをしました。給食なので生の豆腐を扱うことができないため、火を通しているのですが、絞り豆腐を使ったためか、豆腐のそぼろのようになってしまいました。普通食べられる白和えは、絹ごし豆腐で作り、もっと水分が多く舌触りがなめらかだと思うので、少し残念でした。次回は絹ごし豆腐でチャレンジしたいと思います。練りごまとすりごまが入っているので、ごまの香りが強かったです。 春には魚嫌いと言っていた子も少しづつ魚が食べられるようになってきました。旬の美味しい魚を食べて、もっと好きになって欲しいなと思います。 ★今日の食材の産地★ さつまいも・・・千葉 生姜・・・熊本 ほうれん草・・・埼玉 人参・・・千葉 えのき・・・長野 鰤・・・長崎 |
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