令和2年度 不動小学校 研究主題

読むことを通して言葉を手がかりに自分の思いや考えを適切に伝え合う児童の育成

第1回研究授業 5年生

今年度1回目の研究授業は5年生の物語教材「たずねびと」の授業でした。 登場人物のアヤは「たずねびと」を探すことができたのか、という発問に対して自分一人で読み進めてきた内容を元に、 自分の立場をはっきりさせて、根拠を見つけて話し合う学習に取り組みました。 児童は本文を根拠に自分の考えをもったり、話し合う中で友達の別の考え方に気付いたりしながら、物語を深く掘り下げて読むことができるようになりました。

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第2回研究授業 4年生

2回目の研究授業は4年生の物語教材「ごんぎつね」の授業でした。 中学年では前回の高学年の授業を受けて、ワークシートを工夫して内容を整理して理解したり 一人一人の考えをホワイトボードに名札を貼って視覚化しながら一人一人の読みを丁寧に行いました。 その上でごんと兵十が分かり合えたのかどうかという発問に対して自分の立場をはっきりさせて話し合い活動に取り組みました。 ホワイトボード自分の名前を貼る位置によって二択の間にある微妙な自分の考えを示し、話し合いを深めることができました。

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第3回研究授業 1年生

本年度最後の研究授業は1年生の物語教材「たぬきの糸車」でした。 今年度は物語教材を通して、対話的に学びを広げる研究をしてきました。 また、高学年、中学年の研究をつないで、低学年でも自分の考えをはっきりさせて友達と交流することを学習活動の中心に据えました。そうすることで学校全体で系統的に指導をすることに取り組むことができました。 今回は糸車を回したたぬきの「気持ち」について話し合いました。 おもしろかったから回したのかおかみさんへの恩返しのつもりで回したのか、たぬきになりきって書いた「気持ち」をお互いに伝え合うことで、いろいろな考え方があることに気付くことができました。