本校の教育目標

学校の教育目標

情報化やグローバル化といった社会の変化が、予測を超えて加速度的に進展することが予想される中で、学校での学びが「生きる力」となり、子どもたちが思い描く幸せを実現し、明るい未来を共に創っていくために、学びの進化が求められている。学習指導要領の趣旨を踏まえ、「生きる力」の3つの柱である「確かな学力」「豊かな人間性」「健康・体力」の視点から、次の教育目標を設定する。

  • すすんで学ぶ子
  • 思いやりのある子(重点目標)
  • 健やかな子
  • 〜こまばのまちとともに〜

学校の教育目標を達成するための基本方針

  1. 「確かな学力」の育成
    ○ 学習指導要領の趣旨を踏まえ、学習用情報端末を組織的・計画的に授業等で活用し、ICT機器を最大限活用した学習を推進し、デジタルと体験的な学びのバランスを考えた「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を図る。
    ○ 主体的・対話的で深い学びの視点での授業改善を図る。
    ○ 1単位時間40分の授業を確実に実施することにより、児童が集中して学習に取り組める時間を確保し、学びを保証する。
  2. 人権尊重の理念を正しく理解し、思いやりの心や社会生活での規範意識の育成
    ○ 「目黒区子ども条例」の趣旨をふまえ、共生・共助社会につなぐ人権教育や生命(いのち)の安全教育の推進を図り、体罰やいじめのない学級・学校の確立を目指す。
    ○ 教員が児童や保護者と望ましい関係を構築し、「駒場スタイル」や「駒場学びのめあて」を通して規範意識を高め、道徳性を高める指導を推進する。
    ○ 人権教育や道徳教育の更なる充実を図り、実生活に生きる体験活動を重視し、将来を見据えたキャリア教育を推進する。
  3. 体力の向上や心身の健康の保持増進
    ○ 生涯にわたって運動に親しみ、健康を保持増進し、豊かなスポーツライフ実現のため、一人ひとりに応じた体力の向上を目指す。
  4. 「社会に開かれた学校づくり」として、駒場の地に根ざす学校づくりの推進
    ○ 地域の恵まれた自然環境を活用した学習を展開する。
    ○ 地域の教育環境を生かし、近隣校の中高生や大学生との交流や出前授業を実施する。
    ○ 気仙沼市立大島小学校との交流活動に対し、オンライン交流等の充実を図り、駒場小のよさが実感できる取組に発展させる。
    ○ 駒場の歴史や地域の方の思いを学び、駒場の街や学校を大事にし、地域に貢献しようとする心を育てる。
    ○ 開校90周年を迎えるにあたり、地域や学校への思いを深める周年行事を充実させる。
  5. 研究開発学校としての探究心を高める授業の構築
    ○ 授業を一単位時間40分とし、「Premium40」と題した高品質な授業の構築と児童の学びや生活の質の向上、本校の実態に応じた創意工夫ある取組の実現を果たす。
    ○ 行事時数で生じた端数時数を学校裁量の時間に充てることで、各教科等の授業時間を常に40分間確保できるように配慮する。
    ○ 集会等を午後に設定し、朝の読書タイムを増やすことで、落ち着いて学習に取り組める環境を整える。また、探究学習としての「自由研究」の時間を設け、第1・2学年では、毎週金曜日の5校時、第3学年以上では、個人研究として毎週金曜日(年間35時間)の6校時に実施し、探究心を高める。
    ○ 放課後の時間を有効活用し、個別指導を通しての基礎学力の定着、学習用情報端末のさらなる活用に向けた研修、OJT研修等を通しての教員の指導力向上を目指す。
  6. オリンピック・パラリンピック教育レガシーの充実
    ○ 「学校2020レガシー」として、5つの資質(「ボランティアマインド」「障害者理解」「スポーツ志向」「日本人としての自覚と誇り」「豊かな国際感覚」)に重点を置き、パラスポーツの観戦やメダリスト交流、大使館交流等による活動を通して、児童一人ひとりのその後の人生の糧となるようなレガシーとしての教育活動の充実を図る。
  7. 社会に開かれた教育課程の実現
    ○ 学習指導要領の趣旨を踏まえた教育課程を編成、実施し、目黒区学力調査や学校評価等の結果を基に検証し、授業改善プランや教育課程を改善するというPDCAサイクルを行うことで教育内容の質の向上を図る。
    ○ 学校ホームページや学校と保護者等間における連絡手段のデジタル化を積極的に活用し、地域や保護者に教育活動等の情報の公開を積極的に発信する。